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『沈黙という心配り ― 声をかけすぎない理由』

静けさから始まるおもてなし

RE-SO-LV鍼灸院では、
施術中や施術後に、必要以上の声かけを控えています。
それは、会話を避けるためではなく、**gentleism(紳士主義)としての“沈黙”**を大切にしているからです。

沈黙は、ただ言葉がない状態ではありません。
そこには、患者様の感覚を尊重し、施術そのものを深めるための意味があります。

今回は、その理由を5つの視点からお話しします。

沈黙が守る、施術の深まり

鍼を打つ瞬間、呼吸が整い、感覚は静かに内側へと向かっていきます。
このときの静けさは、施術の効果を深めるための大切な要素です。

そこで言葉を挟めば、身体が受け取っている微細な変化が途切れてしまうことがあります。
だからこそ、必要な説明を終えたあとは、できるだけ言葉を減らし、静けさを保ちます。

心の余白をつくる

沈黙は、**感覚や思考を整理するための“余白”**を生みます。
施術中に言葉を控えることで、患者様は自分の身体の声を静かに聴くことができます。

これは単に話さないということではありません。
会話のない時間があるからこそ、自分の状態に気づき、深く味わうことができるのです。

話しかけすぎない配慮

沈黙は、無関心の証ではありません。
むしろ、「会話しなければならない」という気遣いや負担を与えないための配慮です。

必要な案内や体勢の確認はしますが、それ以上は静かに見守る。
その姿勢が、患者様にとって最も心地よい距離感を保つことにつながります。

声よりも伝わる所作

手の添え方、動く速さ、呼吸のリズム。
こうした所作は、声よりも多くのことを伝えてくれます。

「安心して大丈夫」という想いは、必ずしも言葉で伝える必要はありません。
沈黙の中にある所作こそ、最も誠実で揺るぎないコミュニケーションだと考えています。

静けさが遺すもの

言葉を抑えた時間は、施術後もしばらく、心と身体の奥に澄んだ波紋のように広がります。
それは、日常に戻ってからもふとよみがえる**“安らぎの記憶”**です。

沈黙を守ることで、施術はその場だけで終わらず、
静かに、深く、内側で続いていきます。
その余韻こそ、私が大切にしている**“心配り”**のかたちです。



無理に話しかけないこと。
あえて沈黙を守ること。
それは、**gentleismとしての“誠実さ”**であり、
信頼を育むための姿勢です。


📍大阪市北区中津(阪急中津駅より徒歩2分)
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