冬は“乾き”が深まる季節

気温が下がり、空気が乾きはじめると、
体の中でも“うるおいの減少”が進みます。

鼻や喉、胸まわりの粘膜が乾くと呼吸が浅くなり、
眠りへ向かうための切り替えが整いにくくなります。

水分は、血流・体温・呼吸を支える大切な土台。
体が乾けば、眠りもまた乾いていく——
冬に多い不調の始まりです。

ゆっくり進む“体の乾き”が眠りを乱す

冬は汗をかかない分、
「水分が減っていない」と感じやすい季節です。

しかし実際には、
暖房による乾燥、呼吸量の増加、体温維持のための水分消費で、
体のうるおいは少しずつ失われていきます。

その結果、
・寝付きに時間がかかる
・夜中に喉の渇きで目が覚める
・朝のだるさが続く
といった症状が起こりやすくなります。

深部の温度が保てないことが、眠りの質を左右するからです。

粘膜の乾燥は呼吸の“深さ”を奪う

「鼻が通らない」「喉がひりつく」。
こうした違和感は、粘膜の乾きによって呼吸が細くなっているサインです。

呼吸が浅くなると、副交感神経が働きにくくなり、
眠りはじめの“深い睡眠”に入りづらくなります。

小さな乾燥でも、
眠り全体のリズムに影響が広がっていきます。

胃腸の“冷え乾き”が眠りのスイッチを鈍らせる

冬は胃腸が冷え、乾きやすくなる季節です。
みぞおちの硬さや背中の張りは、その始まりを示すサイン。

胃腸が乾くと自律神経の切り替えが鈍くなり、
体は休息モードに入りにくくなります。

深部に温もりが戻ることで、
眠りの準備も自然と整っていきます。

日常でできる“うるおいケア”

冬の乾きは、少しの工夫でやわらげることができます。

・寝る前のコップ一杯の白湯
体の深部に温度を届け、乾いた粘膜をゆるやかにうるおします。

・お腹と胸を冷やさない衣服選び
薄手の腹巻きや、首元を守る装いが、呼吸の深さを支えます。

・空気の通り道を整える鼻・喉の保湿
加湿器、鼻うがい、喉のスチームなどが効果的です。

・短い深呼吸を数回おくる習慣
胸の動きが広がり、副交感神経が働きやすくなります。

どれも大きな手間はありませんが、
体のうるおいを守る静かな積み重ねになります

gentleismとしての“うるおいを支える施術”

RE-SO-LV鍼灸院では、乾いた体に強い刺激を与えることはしません。
乾いた布に急な熱を加えると傷むように、
体もまた急激な変化を苦手とします。

頸部に深く届く鍼、
みぞおちとお腹を温めるお灸、
胸まわりの動きを引き出す施術、
そして糠カイロのやわらかな温度。

それぞれが重ならず、邪魔をせず、
“水が巡る状態を取り戻す”ための落ち着いた働きをします。

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冬の乾燥は静かに忍び寄り、気づいたころには眠りに影響が出ています。
しかし、体にうるおいが戻ると、呼吸・血流・体温のリズムが整い、
夜の眠りは穏やかに回復していきます。

RE-SO-LV鍼灸院では、
gentleismの施術で冬のうるおいを支え、
深い眠りへ向かう体の準備を整えています。


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