新着情報
column
秋の温度差が大きくなり、朝晩の空気に冷たさが混じる頃。
日中はまだ陽ざしが暖かく、体はその差に戸惑いを覚えます。
この「一日の中の温度差」は、私たちの体に小さなストレスを与えます。
朝は冷えに備え、昼は熱を逃がす――
その調整を一日中くり返すことで、自律神経は休む間もなく働き続けています。
結果として、夜になると体は“切り替え疲れ”のような状態に。
眠りに入る力が弱まり、浅い眠りや中途覚醒として現れやすくなります。
自律神経は、体温や血流を自動で整える働きを担います。
しかし、朝晩で10℃近い気温差がある日には、その調整が追いつかなくなります。
寒い朝には交感神経が優位になり、体を温めようと血管が収縮。
一方で、昼間の暖かさに触れると副交感神経が働き、緩もうとする。
この“揺れ戻し”が続くと、神経のバランスが崩れやすくなり、
結果として眠りのリズムにも乱れが生じます。
眠りに入るためには、深部体温をゆるやかに下げることが必要です。
しかし、足先や手先が冷えていると、熱の放散がうまくいかず、
体は「眠る準備」を始められません。
とくに朝晩の冷えが強まるこの時期は、
就寝前の末端冷えが眠りの質を左右します。
冷えた手足が深部体温の下降を妨げ、
結果的に“眠気はあるのに寝つけない”状態を生むのです。
温度の変化は、呼吸の深さにも影響します。
冷たい空気を吸うと、胸や背中の筋肉がこわばり、呼吸が浅くなりがちです。
呼吸が浅くなると、体は軽い緊張状態にとどまり、
副交感神経が働きにくくなってしまいます。
夜の静けさの中で深く息を吐くこと――
それが、冷えでこわばった体をほぐし、眠りのリズムを整える第一歩になります。
・朝起きたらカーテンを開け、日光を浴びて体内時計を整える
・寝る前の5分、足首を回して血流を促す
・ぬるめの湯に浸かり、体を芯から温める
・寝具を早めに秋冬仕様へ切り替える(冷え込みを防ぐ)
一日の中で“冷えと緩み”を上手に作ることが、
気温差にゆらがない体をつくる秘訣です。
RE-SO-LV鍼灸院(大阪市北区中津)では、
gentleism(紳士主義)の考えに基づき、
次のような施術で季節のゆらぎに寄り添います。
・背中や首への鍼で自律神経を整え、深い呼吸を促す
・お腹のお灸で内臓を温め、冷えによる緊張をほぐす
・全身の血流を整え、“温度差ストレス”を静かにやわらげる
刺激ではなく、支える。
gentleismの施術は、体の声を聴きながら、必要な分だけ整えることを大切にしています。
秋の終わり、朝晩の冷えはやがて冬の訪れを告げます。
その変化に合わせて、体もまた静かに準備を始めています。
冷たい空気に触れたときこそ、呼吸を深め、体をあたためること。
それが、自律神経を整え、深い眠りを守るための小さな習慣です。
夜の静けさの中で、自分の呼吸に耳を澄ませてみてください。
その穏やかなリズムが、季節を越える力へと変わっていきます。
📍 大阪市北区中津(阪急中津駅徒歩2分・大阪メトロ中津駅徒歩5分)
🌙 睡眠に悩む男性のための完全予約制・完全個室鍼灸院
🕊 ご予約はこちら → https://re-so-lv.com/reserve/
🟢 LINEでのご相談も承っています → https://lin.ee/6VzDOE6
――――――――――――
🔵 Facebookページ(コラム掲載中) → https://www.facebook.com/profile.php?id=61577568173149
📸 Instagram(睡眠とgentleismの投稿) → https://www.instagram.com/resolv_shinkyu/