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夜中に目が覚める。
もう一度眠れたはずなのに、
朝の身体が重い。
睡眠時間は足りているように見えても、
「よく眠れた」という実感が
残らないことがあります。
前回は、
深い眠りと回復感の関係を整理しました。
今回はその続きとして、
眠りが途中で切れることに目を向けます。
睡眠の分断は、
朝の回復感にも関わる大切な視点です。
ここでは、
その関係を睡眠生理学の視点から
整理していきます。
夜中に目が覚めること自体は、
誰にでも起こります。
問題になりやすいのは、
目覚めが何度もくり返され、
眠りの流れが細かく途切れてしまう場合です。
これを、
睡眠の分断といいます。
自分では長く起きていた感覚がなくても、
短い覚醒が重なることで、
眠りのまとまりが
乱れやすくなることがあります。
つまり、
睡眠の状態は、
「何時間眠ったか」だけでは見えません。
睡眠には、
一定の流れがあります。
眠りは、
およそ80〜100分ごとに
ひとつのサイクルをくり返します。
一晩では、
このサイクルを
4〜6回ほど重ねていくとされています。
深い眠り(N3睡眠)は、
夜の前半に多く現れやすく、
REM睡眠は、
夜の後半に増えやすいとされています。
夜中に何度も目が覚めると、
この流れが細かく切れやすくなります。
眠りが何度も途切れると、
睡眠の中身にも変化が出やすくなります。
特に影響を受けやすいのが、
深い眠り(N3睡眠)とREM睡眠です。
健康な人を対象に、
音刺激で睡眠を分断した研究では、
深い眠り(N3睡眠)やREM睡眠が減少し、
主観的な疲労感が強くなったことが
報告されています。
また、別の研究では、
睡眠時間が同じでも、
途中で何度も起こされた場合の方が、
翌日の前向きな気分が
低下しやすいことも示されています。
途中で何度も切れることで、
身体を深く休める時間や、
感情の整理に関わる眠りが
保たれにくくなることがあります。
睡眠時間は足りている。
途中で長く起きていたわけでもない。
それでも、朝になると
疲れが残っていることがあります。
このような状態は、
「非回復性睡眠」と呼ばれることがあります。
簡単に言えば、
時間は寝ているのに、
休まった実感が残りにくい眠りです。
ある研究では、
「寝た気がしない」と感じる人は、
日中の活力が低くなりやすいことが
報告されています。
眠りの問題は、
夜だけで終わるものではありません。
朝の身体の重さ、
集中しにくさ、
気分の上がりにくさとして、
日中にも残ることがあります。
夜中に目が覚めることが続くときは、
「休まった感覚があるか」も、
ひとつの目安になります。
眠っている間も、
自律神経は働いています。
自律神経は、
活動へ向かう働きと、
休息へ向かう働きを
切り替えています。
深い眠り(N3睡眠)では、
身体は休息へ向かいやすくなり、
心拍や呼吸も落ち着きやすくなります。
一方で、
眠りが途中で何度も切れると、
そのたびに覚醒の反応が
入りやすくなります。
これは、
必ず交感神経が強く高まる
という意味ではありません。
ただ、眠りが細かく途切れることで、
休息へ向かう流れが
保たれにくくなることがあります。
朝になっても身体の緊張が抜けにくい。
すっきり起きた感覚が残りにくい。
そう感じる背景には、
自律神経が休息へ戻りにくい状態も
関係しているかもしれません。
夜中に目が覚めたときは、
もう一度眠りへ戻りやすい状態を
崩さないことが大切です。
時計を見る。
スマホを開く。
照明を強くつける。
こうした行動は、
脳を覚醒へ向かわせることがあります。
夜中に目が覚めても、
時計やスマホを見ず、
明るい光を入れないようにしてみてください。
それだけでも、
眠りの流れを守る助けになります。
寝酒、カフェイン、
夜遅い水分のとりすぎ、
暑さや寒さ、音や光も、
眠りを分断する原因になることがあります。
まずは、
夜中に目が覚めたときの行動と、
寝室の環境を見直してみてください。
強いいびきや、
息が止まるような様子、
日中の強い眠気が続く場合は、
医療機関への相談も大切です。
夜中に目が覚めることが続くときは、
眠りの流れを守る条件にも
目を向けてみてください。
出典・参考(抜粋)
・Pierre Philip, Riccardo Stoohs, Christian Guilleminault.(1994)Sleep.
・Patrick H. Finan, Phillip J. Quartana, Michael T. Smith.(2015)Sleep.
・Oumaïma Benkirane, Bérénice Delwiche, Olivier Mairesse, et al.(2022)International Journal of Environmental Research and Public Health.
・Thomas Roth, Gary Zammit, Alan Lankford, et al.(2010)Sleep.
・Florian Chouchou, Martin Desseilles.(2014)Frontiers in Neuroscience.
・Julia Schlagintweit, Naima Laharnar, Martin Glos, et al.(2023)Scientific Reports.
・National Heart, Lung, and Blood Institute.(2022)NHLBI.
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