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痛みがある夜は、
眠ろうとしても身体が落ち着きにくいことがあります。
痛みと睡眠は、
別々の問題に見えて、実は深く関わっています。
今回は、痛みをどうにかする方法ではなく、
「休みにくい身体に何が起きているのか」
という視点から見ていきます。
痛みは、身体からの大切な知らせです。
「ここに注意してほしい」
「無理をしないでほしい」
そんなサインとして、
私たちに負担や異変を伝えています。
そのため、痛みがあるとき、
身体は休息よりも警戒に傾きやすくなります。
眠るためには、
呼吸が静まり、筋肉の力が抜け、
身体が少しずつ休息へ向かう必要があります。
ところが、痛みのサインが続いていると、
身体は警戒をゆるめにくくなります。
布団に入っている。
目も閉じている。
それでも、身体のどこかが構えている。
痛みがある夜に眠りが浅くなりやすいのは、
身体が、自分を守ろうとしている反応でもあります。
痛みは、眠りを浅くすることがあります。
一方で、眠りが乱れることも、
痛みの感じ方に関わります。
健康な人を対象にした研究では、
一晩眠れなかっただけでも、
圧迫や冷たさによる痛みを
感じやすくなることが報告されています。
また、睡眠の乱れは、
身体が本来持っている
「痛みを抑える働き」にも関わるとされています。
つまり、痛みと眠りは一方通行ではありません。
痛みがあるから眠りにくい。
眠りが乱れるから、身体が敏感になりやすい。
この二つは、
互いに影響し合いながら、
身体の休みにくさをつくることがあります。

痛みがあるときほど、
身体を早く変えたくなることがあります。
力でどうにかしようとする。
無理に変えようとする。
痛みがあると、
そうした気持ちが出てくることもあります。
もちろん、必要な対応は大切です。
ただ、眠りにくい身体には、
強い刺激よりも、
まず警戒がゆるむ条件が必要なことがあります。
安心できる姿勢。
静かな呼吸。
力を抜いていける時間。
そうした小さな条件が重なることで、
身体は少しずつ休息へ向かいやすくなります。
RE-SO-LVでは、
痛みだけを追いかけるのではなく、
身体が休みに入れる状態を大切にしています。
痛みと眠りは、別々ではありません。
身体が休める条件をつくること。
それは、痛みのある夜を、
少し穏やかに過ごすための
静かな準備でもあります。
出典・参考(抜粋)
・ Patrick H. Finan, Burel R. Goodin, Michael T. Smith.(2013) The Journal of Pain.
・ Monika Haack, Norah Simpson, Navil Sethna, et al.(2020) Neuropsychopharmacology.
・ Alexander Torp Staffe, Mathias Winther Bech, Sara Louise Kjær Clemmensen, et al.(2019) PLOS ONE.
・ Kamila Kourbanova, Chloe Alexandre, Alban Latremoliere.(2022) Frontiers in Neuroscience.
・ Anja N. Seiger, Thomas Penzel, Ingo Fietze.(2024) Cell Reports Medicine.
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